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おお、また一週間……!
先週はですね、ちょっとうはうは(…)することがありまして、一部でテンション高く過ごしておりました(笑)
うん、ついったの呟きも順調に増えておりますよ。
しかしあれは、下手をすると本当に廃人になりそうですねー。
某所にツイッターモンスターなんて載ってましたけれど(笑)

まぁ、それはさておき。
本日創作中心用手ブロに投下してきたものに絡めて少し。



◆20320514
はい、BAROQUEの大熱波記念です。記念日に、全く、これっぽっちも間に合ってませんけれどもね……!
もう自分の体内時計では間に合っていることにします(でいいですよね>Uさん(笑))
今回の絵は何だかいつものバロ絵とは趣向が違ったような、そうでないような。
とりあえず、弟(右)の表情に自分が一番びっくりです。何で寂しそうに笑っているのか。
うむ、最初に構図に迷った所から妙なズレが生じたのかな?
去年は主要キャラを詰め込んでいましたが、今年はなるべくあっさり行こうと思い描き易い主人公へ。
が、やはり双子は外せなかった(笑)
彼らにはもの凄いフィルターが掛かるようですね……これはもう本当に創作の域ではないかとな(苦笑)
加えて最近はずっとパレットをランダム主にしているので、その影響もあるのでしょうけれど。
当初のイメージが赤と水色のみだったとはとても思えませんね!
いつの間にやら、いつもの如く極彩色になっておりました。うん、あれ?
でも色調は淡いので、何だか不思議な感じがしますね。
チェスの要素はふと思いついて後から組み込みましたが、意外としっくり。
駒はやはりナイトの形が可愛いな、ということで。
チェスに詳しければ何かネタを仕込むこともできたかもしれませんが、私は全く知識がないものでそこは断念です(笑)
うーん、うーん、とりあえず自分にとってとても珍しいバロ絵になりました(どんな感想なんだか)
そして、本当はコメ欄にも何か描こうとしていたのですが、
ネタを考え出したら思った以上に長くなったのでこちらに置くことにします。
ちょっと漫画版の影響が出ているかも? まぁ、問題はないです。
ああ、毎度申し上げますが、読み難い可能性が大きいです;;
誤字脱字諸々はこそっと笑い飛ばしてやって下さいませ。


*14日に拍手頂いておりました!ありがとうございます><!!


神の声に浸されたこの場所で ふとした考えに囚われる
――自分には本当に兄/弟がいたのだろうか?
――あれは僕/俺の抱えるバロックなのではないのだろうか?
その発想はとても鮮烈に閃き
常にある罪の意識が少し和らぐ
――ほら やはりあれは僕/俺のバロックなのだろう
しかし その言葉に呼応するかのように腰の傷が疼き
やがて鋭い痛みが全身を貫く
《やめて》
《僕たちを引き裂かないで!》
空(くう)に伸ばされた細く青白い手と 明滅する視界
フラッシュバックした映像に吐き気を催した
…どうして忘れていたのだろう 忘れることができたのだろう
一つの心臓を介してあれ程近くに感じていたのに
――あなた/おまえはここに居たではないか!
激しい自己嫌悪と嘔吐感を堪え切れずに蹲る

どれくらいの間そうしていたのか
不意に髪を撫でる手の温かさを感じた
〈泣かないで〉
〈私が傍にいるわ〉
優しい声が身を切る苦痛を包み込んでいく
耳を傾けるほどに 意識は彼女に溶け込んでいった
〈私なら貴方の欠落を埋めることができる〉
甘い囁きに 全てを委ね堕ちていく
〈早く来て〉
〈私はここよ〉
〈早く〉
〈早く 最下層へ〉

「早く!」
突如として強い響きが鼓膜を震わした
「どうした? 何をしている」
「さっさと行け」
先程の柔らかな声は露と消え 代わりに神経質そうな硬い声が自分を促す
気付けば 赤い赤い空の下に立ち尽くしていた
不気味な唸りが空気を裂いていく
「早く 神経塔へ」
「これを使え」
がしゃりと音がして巨大な銃が地面に転がった
それと同時に 高慢な態度の天使が姿を消す
周りを見渡してもそこには歪みしかなかった
ここ居ても意味がないと脳の裡から耳鳴りがする それならばと
特に何の感慨も抱かず銃を拾い上げ 示された方角へゆるりと足を運ぶ
前方に佇む奇妙な形の塔が 自分を呼んでいるような気がした

早く早くと焦燥が込み上げる
――僕/俺には何かが決定的に足りない
感じる底なしの欠落と 体の奥深くから染み出す耐え難い罪の意識と
――これらから解放されるなら何だっていい
つきりと腰の辺りに痛みが走ったが 大した痛みでもないので顔を顰めるに留まった
――僕/俺には何かが足りない
――でも それは一体何だっただろう?
ちらりと悲痛な幼子の声が聞こえた気がしたが
次の一歩を踏み出す瞬間には すっかり忘れ去ってしまっていた

『以前の貴方が言っていた。「この腰の傷には 僕/俺の全てが詰まっている」』

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