ということで、着彩編参ります! ようやく!?
受け取った線画が余りに素敵だったもので、こりゃ半端なことはできないと気を引き締めつつ(・`ω´・☆)
そして、個人的に「塗り方」を模索してみよう(一つの目標として創作手ブロで描いたボカロの「金の漣、銀の砂」を超えるべし)、を裏テーマに戦いの火蓋は切られました(そんな大層な;)
色調は、打ち合わせの段階で、魔王=青(空木さんの“青”の澄み方が好きで、ぜひにとお願いしましたv)、道化師=赤(私が使いやすいというのと“青”の対ということで?)となっていました。
うん、それを抜きに考えても、あの線画を見た瞬間に脳内に広がったのは真っ赤な夕焼けでしたのですけれども。
おかげさまで、色彩イメージはすんなり纏まりました(^^*)
それでも最初のパレットは、近頃の習慣でランダム+白でしたが。
色一覧です。
私の場合、ランダムパレットの方が色彩が落ち着くという不思議現象が起こります(笑)
色が揃い過ぎると、タッチの境目を潰すことに意識がいってしまうという悪い癖もありますしね(^^;)
さてさて、基本的な色をランダムパレットで抑えたら、後は「欲しい」と思った色を探しつつひたすら塗り塗り。
色探しには今回も「和色大辞典」を参照。うーんと、渋い色味は探しやすいかなと思います。
ちょくちょくお世話になっています。
*
大まかな塗りの過程を言うと、下塗り(人物→背景)→背景→人物ですかね。
制作の中盤、色塗りも興に乗って来た辺りで、やはり悪癖が出てしまい、妹に突っ込みを受けつつの修正が。うん、本当にいつも痛い所をありがとう(笑)
臨也の髪ですが、当初はもっときぱっとしたハイコントラスト&彩度だったのです(-.-;)
「どうしてこうなるんだっ!!」(←塗っている最中は気付かないもの。指摘を受けてようやく自覚)と泣く泣く塗り潰しておりましたとも。帝人の髪も一回ハリネズミみたいになってしまって(これは自分で気付いたよ!)、ちょっと焦りましたね(笑)
人物で一番時間掛かったのは髪じゃないかと。うん、本当にいつも悩みます。
髪の房を描き起こしていくのが、きっと苦手なんだろうと思います。気を抜くと、いつもやり過ぎちゃう。
そして、全体的に時間掛かっているのは勿論背景ですね。
空が空にならなくて(苦笑) おまけにあちこちのグラデが滑らかな変化になってくれないものだから、人物を塗っていても定期的に背景には手を加えにいってたんじゃないかな。
折角の糸が埋もれないようにとか。
割合に時間が掛かっていないのが帝人です。制服の色味を整えるのに少し唸りましたが、髪も肌も目も臨也より遥かに素直に塗れました(笑) 塗り面積が少ないというのもあるでしょうけれども。
その点、臨也は唸る箇所が多かったです。髪もそうですが、肌が落ち着くまで結構掛かりました。普段肌は白で残しますしねー。でも、この構図でそれはちょっと浮き過ぎますし;
おまけにきちんと肌に手をつけ出したのはほぼ他の箇所が終わってからです。
だから余計にそう思えたのかな??
肌の色は塗る度に難しいと思います。というか中々いい塩梅の色が見つからない……見つかるとテンション上るのですがね。
一度色黒になっちゃって一人で吹いてました(笑)
肌の色に限らず、気に入った色をストックしておけばいいような気もしますが、まぁ、こうして絵によって色を試していくのも宝物を発見するような感じで楽しくはあるので、これから先も唸るだろうと思います(笑)
*
ふぅ。ようやく仕上げの段階にやって参りました。皆様後もう少しですよ(笑)
相変わらず、瞳は最後に描いております。
表情に大きく関わる箇所なので、緊張の瞬間ですねっ……!
ええ、「ああああ、何か違う! これ何か違っちゃったよっ!?」と一人で悶え、叫び狂いながら、塗っていました(大笑) もちろん白紙の線画を横に並べての格闘です。
うふふふ、結局最後の最後まで手をつけていたのが臨也の瞳でした。
空木さんの醸し出す雰囲気を壊していなければよいですね……! これはもう神に祈りつつ(苦笑)
それで、できたのがこれですねー。
文字なしver.
*
さて! さてです。ここからは、瞳よりも更に緊張するお時間ですっ!(何その前振り(笑))
いやいや、でもですよ、この上にモノローグを被せていくのです。
手ブロにレイヤー機能があればと、これほど渇望したことはありません(笑)
何せ一発勝負。
どこかでバランスを崩せばその時点で終了な勢いです。失 敗 で き な い っ !!!
ということで、ここだけは写真屋さんのお力を借りました。ええ、文字レイヤーでシュミレーションを思う存分っ! ただ、余りくっきりと文字を出してしまって絵を隠してしまうのは、やはり惜しくなってしまって(苦笑)、オーバーレイ風味に仕上げております。
でも、そのせいでモノローグの一部が読み辛くなってしまいました、ね;; ひぃぃぃ……!
折角のモノローグを「読ませる」ように意識を持っていけなかったのが、今回一番の反省点です;;
うわーん、すみませんっ><
ということで、ここに改めて載せさせて頂きます!!
「道化師」(臨也ver.) by 空木さま
――さぁ 踊れ 踊れ!
俺をもっともっと 楽しませてくれよ
情報屋の俺でも知らない キミたち(人間)の本性を見せてご覧
そうして俺はきっと さらに人間を愛するだろう!
ねぇ、帝人くん?
君はどんな舞台を
――未来を見せてくれるのかい?
ああ、 楽しみだなぁ とても楽しみだ!
ねぇ! もう本当に、何でしょう!!!
私、このモノローグだけで胸一杯でしたよ///(大笑) ああああ、ホントにツボなんだって!!
レタリングしていく際も、一文字一文字辿るのがそりゃもう楽しくて!(変なコ!
何だか文字に執念が詰まった気はします(ええ?) 例え絵に溶け込んでいようともっ!
レタリング作業自体は元々好きな部類なので、そう苦もなく。ただ、やはり文字の大きさのバランスを見るのと平行に書けるかどうかに気を配りましたね。平行に合わすのは、ウィンドウの枠を利用しつつ。
そうしてこうして、ようやく完成と相成りました。
*
うん、何か久し振りにやりきった感に溢れました。ちょっと自分で「何やってんの、この人」と突っ込むこらいに(笑)
そうして、運命の時がやってきたのです。あれは、忘れもしない6月19日の夕方……
ついったで、空木さんと進行状況の確認を取りつつ、遂にこれら2枚を上げる段階にまで至りました。
しかし、ここで! もう本当に馬鹿だよっ……!!! という事態に私はぶち当たりました。
この最後の最後に、大ポカをやらかす自分はある意味凄いかもしれません(爆)
「さて上げましょうか」と気持ちが昂っていく中、ふと「あれ? これどうやって上げればいいんだ??」と、ささやかな疑問が湧いて来ました。
だって、画面には、「編集」と「送信」のボタンしかありません。
あれっ????
はい、皆様もうお気づきですね。私この制作中ずっとメッセ機能を使って描いていたのです……
本来なら、線画をメッセで受け取った時点でテンプレとして一度保存してから、制作にかからねばならなかったのですね!
私ったら、すっぽーんとその手順すっ飛ばしてしまってました……
ま、間抜けにも程があるっ……!!!
これまた空木さんに泣きついてお願いし、送信後即リターン。
ああああ、今私すっごい水差したぁぁぁ……!!
こう、もう行きますよって段階で、何してるのでしょう……ぎゃあ、間抜けーーっ!!!
反省点2個目。ああ、もう穴を掘っていいですかーー(涙)
で、涙目になりながらも投下の時。
もう、訳がわからないほど緊張しましたっ。心臓うるさいよっ!!!
しかも何かもたついて、空木さんとお隣に記事が並ばなかったという……反省点3個目。だって何か悔しいじゃないですかっ!(笑)
何でこう、最後に固まってボケを繰り返すかな……と、ずどーんと沈んだ、次の瞬間には全てがすっ飛びましたけれどもねっ!!!
◆上「魔王」@空木さん 下「道化師」@nishiho
いや、だって、コレですよ!!?? なっ、な、な、何ですかこれーーーーっっ//////!!
何か凄いの来たっ……((◎д◎;;))!!!! ええええ……//////!!!
何この迫力……っ!!! えええええ??? 元自分の線画だなんて信じられないっ!!!!
実際声に出して叫んでいたと思われます(大笑)
毎度、線画を描くときは、できるだけ塗り手さんの世界観が繁栄されればいいなと、結構要素を絞りはするのですが、今回、「ああ、本当に絞り過ぎた感じで良かった」、なんて(オイオイ!)
うわあああ、炎が美し過ぎる…!
清浄の青、やはり空木さんならではの鮮やかさに惚れ惚れしておりましたvv
しかも、その炎がきちんと臨也の糸に絡んでいることに更に感動。
私のモノローグには、「その糸を焼き払え!」的なことを盛り込んでおりましたゆえ、それを汲んで頂けていることが嬉しくて嬉しくて//////vv
即座に空木さんに愛だけ飛ばし(爆)、次いでもう一度見直し暫し放心……
あ、何か駄目だと思いました。自分の中の各種メーターは完全に振り切れました。
いや、もう本当に、世の中の全てに感謝したくなった(大笑)
頭の中を凄い嵐が飛んで行きます。私の内部はその時点でもうフル稼働だったのですが、外部は外部で嬉しくも恐ろしい自体が起こっておりましてっ……!!!!
空木さんから並んでHOTに入っちゃっていますとの連絡を受けてから、暫し記憶が混濁しました(笑) いや、はい、コメ欄書いている間に物凄い反応がっ……!!!!
かつてない体験に体がついて行かなかったという(大笑)
その後、もう本当に予想もしていなかったデイリーランキングの順位を経験させて頂きました。
うはぁ、正に夢の中の夢!
本当に多くの方に見てもらえて、かつ沢山のハートを頂けて凄く凄く幸せでした(^^///)vv
合作パワー万々歳です☆!!!
改めまして、空木さま、今回の合作ありがとうございました。そしてお疲れさまです!!
とても楽しい時間を過ごさせて頂きましたvv
そしてそして! ここまで読んで下さった皆様にも厚く御礼申し上げます><
長々と叫びばかりで失礼しました;
でも、それだけこの合作への思い入れが深かったのだと、察して頂ければ幸いです(^^;)
ではでは、お付き合いありがとうございました!!!